アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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私がアナルコキャピタリストになるまで

元東大生が文科幹部殺害予告というニュースを見て高校時代のことを思い出した。

中学の頃はあのソフトバンクの孫さんを輩出した有名な塾に通っていたが、同時に学校の不良仲間のなかでも一番ゲームセンターに通っていた私(メダルゲーム中毒)。最後の冬期講習に行かず、SEGAのWorld Derbyという競馬ゲームに熱中していた。

そんな私は地元の学区最難関校に当時新設された理数科に要領のよさ(ただの過去問研究だが)で合格してしまった。塾の先生をはじめ周りは信じられないという様子だった。

だがこのガリ勉(この言葉は今あるのか?)ばかりの特殊学級に入ったのが運の尽きだった。いやむしろ入った私が悪いのだが、すべてが合わない。中退を考えるようになる。一方でエリート高校生の勘違いで将来は東大に行って官僚になろうと思っていた。

現代政治の本を結構読んだ(大前研一の『平成維新』とかウォルフレンの『日本権力構造の謎』とか)。国際政治にも関心があった。私の中学高校時代はちょうど昭和天皇崩御ベルリンの壁崩壊、バブル崩壊ソ連崩壊、55年体制崩壊という激動の期間に一致していた。

(続く)