アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

★無政府資本主義の理論(経済学)◆リバタリアニズム▽海外リバタリアンの文献翻訳■時事問題・日常生活▼ロンドン暮らし

▽ハンス・ヘルマン・ホッペ(翻訳)

政府はいつも支出を最大化し生産を最小化する

政府の原理―司法の独占と課税権力―を所与とすれば、国家権力を制限することや個人の生活と財産を安全に守るということはいずれも幻想なのだ。独占的庇護は、公正と保護の両方の価格を上げ、品質を下げる。そもそも税金を元にした保護機関というのが語義矛盾…

社会主義経済はカオスである

これとははっきり対照的に、社会主義に経済と呼べるものは何もないし、経済効率も何もない。その理由は金銭による計算と費用計算が定義により不可能なことにある。生産要素に対して私有財産権がなければ、どんな生産要素にも価格がつくことはない。それゆえ…

政府ほど我々にとって危険な存在はない

このように経験的な証拠ははっきりしている。国家の保護を信じるのは明らかに間違っている。国民を保護するというアメリカの国家主義は完全な失敗といえる。合衆国政府は私たちを守りはしない。それどころかアメリカ政府ほど我々の生活・財産・繁栄にとって…

自由市場における保険の決定的な役割

以下は Hans-Hermann Hoppe による Uncertainty and Its Exigencies: The Critical Role of Insurance in the Free Market(不確実性とその要件:自由市場における保険の決定的な役割) http://www.lewrockwell.com/hoppe/uncertainty-insurance.html の翻訳…