アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

リバタリアンはブラック企業をどう捉えるか

私の中では海外ニートさんというのは革命家だ。日本の労働環境がいかにクソかということを、滔々とそして緻密に述べていて、人気ブロガーになるのはもちろん、組織論研究者も必読ではないかと思わせるものがある。 ブラック企業が支配的になる市場というのは…

リバタリアンは大企業をどう見るか

ハリウッド映画を見ると、政府や警察と並んで、大企業も悪として描かれることが多い。それらを供給しているのはいつもWarner Bros.やUniversal、Sony Picturesといった大企業であるが。 政府による陰謀、警察など政府権力の腐敗、政府と結託する大企業や財閥…

マイノリティとしてのリバタリアン

残念だがリバタリアニズムは人気がない。市場において小さな声しかもたないということだ。 キャプランがリバタリアンのことを民主主義におけるズィンミーだと書いていたのでちょっとなるほどと受けた。民主主義という宗教社会における、市場成立のために実用…

都市が指向するリバタリアニズム。と自由移民制度

(参加しているグループのメールで、fuyushaさんが都市と移民について書いていました。そこで私の思う所をざっと。) 基本的に多くの市場にアクセスできる都市が裕福なのだと言える。商品・サービスと職業の選択肢がたくさんある。たとえば田舎に住み、仕方…