私がアナルコキャピタリストになるまで2
中退未遂を繰り返しながら、なぜか高校3年の冬には精神科医になろうと思っていた。心理学周辺には興味があったが、官僚志望同様、エリート高校生にありがちなひどい勘違いである(もっともその「特殊学級」からは精神科医1名、警察官僚1名が出た)。
卒業時に出る年刊の学校誌があって生徒全員が何か一行書ける。私はそこにただ一言「すべて文部省が悪い」と書いて提出したのだが担任に変更を求められた。これは今考えても我ながら至言の一言だった。すでにその頃から反公教育・反政府的傾向と自由への欲求があった。
今書いていて思い出したのだが、いやすっかり忘れていたのだが、この前の都知事選で一躍ネットでヒーローになった外山恒一氏は高校の大先輩なのだ。彼の本は中退を考えていた頃読んだことがある。私は自由な校風で知られる高校に入ったものの全然違ったという外山さんと同じスタート地点から出発している。
(続く)
先輩(アナーキスト・ファシスト)
ついでに偉大な先輩(白紙弔辞編)