アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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【悪法】エレベーター技術情報の開示強制:一種の独占禁止法。大手が喰らうダメージの一部は結局消費者に転嫁される。エレベーターの品質は下がるかもしれない。

<エレベーター>大手が独立系の業者にも情報開示へ

7月7日21時33分配信 毎日新聞
 大手エレベーターメーカー系列の保守管理会社8社は7日、エレベーターの技術情報を自社系列ではない独立系の業者にも開示する方針を国土交通省の昇降機等事故対策委員会で明らかにした。エレベーターの保守管理を巡っては、過去の事故情報が業者間で伝えられない閉鎖性が指摘されていた。

 業界では、メーカー系が独立系に部品の「売り渋り」などをしたとして02年、公正取引委員会独占禁止法違反でメーカー系に排除勧告を行った。

 東京都港区のマンションで都立高2年の市川大輔(ひろすけ)さん(当時16歳)が06年にエレベーターに挟まれて死亡した事故では、警視庁が今年3月、製造元のシンドラーエレベータ東京支社と保守管理を引き継いだ独立系のエス・イー・シーエレベーターの元担当者を業務上過失致死容疑で書類送検。容疑には過去の故障などの情報が共有されなかった点が含まれた。

 このため国交省が5月、業界の実態を調査したうえで、この日の委員会で業者から聞き取りをした。参加したのはメーカー系がシンドラー社のほか三菱電機ビルテクノサービス日立ビルシステム東芝エレベータ日本オーチス・エレベータフジテックなど6系列8社。独立系は5社。【石原聖】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090707-00000102-mai-soci