【悪法】FX規制強化:いったい金融庁とは何なのか。「一般から意見募集したところ、700を超す個人・団体から反応があり、反対意見はうち650」だったにもかかわらず、「高い倍率の取引は顧客にとってリスクが高い」として規制強化。
FX倍率、来年8月から段階引き下げ
7月31日18時32分配信 産経新聞
金融庁は31日、個人投資家に人気がある「外国為替証拠金取引(FX)」の規制強化を来年8月1日から実施すると発表した。預けたお金の何倍の取引ができるかを示す「証拠金倍率」の上限を、現在の無制限から段階的に25倍まで引き下げる。関連の内閣府令は今年8月3日に公布されるが、完全施行までの猶予期間を設ける。倍率の引き下げは来年8月1日から1年間は50倍、平成23年8月1日から25倍とする。
施行に当たって金融庁が一般から意見募集したところ、700を超す個人・団体から反応があり、反対意見はうち650と大半を占めた。「投資は自己責任が原則」「倍率25倍は低い」などだったが、金融庁は「高い倍率の取引は顧客にとってリスクが高い」として規制に踏み切る。
一方で、最近は無登録の海外事業者がインターネットで日本語のホームページを開設し、高倍率のFX取引を勧誘しているケースが出てきているという。金融庁は、「トラブルに巻き込まれるおそれがある」として、海外当局とも連携しながら注意を呼びかけている。
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