アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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【悪法】エコ減税はライフスタイルの強制。政府による資源配分の決定。我々は選択肢の多様性を、つまり自由を捨てている。しかもこれは減税ではなく補助金。補助金とは税金。

エコカー志向、高級車にも “救世主”に他メーカーも名乗り

7月15日7時56分配信 産経新聞

 自動車の国内ハイブリッド(HV)市場では今年に入り、国内外のメーカーが相次いで新車発売や投入計画を表明している。

  [フォト]発表されたトヨタのハイブリット専用新型車「レクサスHS250h

 ホンダが2月、先陣を切って200万円を切る「インサイト」を投入。5月には、トヨタが最低価格をこれまでより約30万円安い205万円に設定した「プリウス」を発売し、両社の戦略的な低価格車の対決は業界の話題を呼んだ。他の国内メーカーでは、日産自動車が来年の高級セダンのHV投入を決めたほか、マツダ富士重工もHVの市場投入の方針を明らかにしている。

 高級車市場でも、ビー・エム・ダブリューが来年夏にも国内に投入するHVを公開したほか、フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンも早ければ来年、欧米で発売する高級SUV(スポーツ用多目的車)のHVタイプを国内で発売する。メルセデス・ベンツも今年、最上級セダン(排気量3500cc)のHVを発売する。

 こうした動きを後押ししたのは、政府のエコカー減税や地球環境問題の高まりだ。消費者は自動車税の減税や買い替え時の補助という“お買い得感”に飛びついた。また、米国では排ガス削減のため従来の燃費規制を強化する方針で、日本の各メーカーは対応に追われている。

 国内の平成20年の四輪車の新車販売台数は508万2000台で、3年連続減少する中、国内のメーカーはHVを“救世主”として積極的に開発を進めてきた。その普及の速さは業界関係者の想像以上で、ホンダは小型車「フィット」、スポーツタイプの「CR-Z」のHVを計画より前倒しして来年に導入することを明らかにした。ホンダの伊東孝紳社長は「20年後にはすべての車がHVになると思います」と予想してみせた。

 今回のレクサスのHV専用車の燃費の良さは、同クラスのガソリン車と比べると圧倒的だ。燃費をあまり気にしなかった富裕層も、「エコ」志向になるかもしれない。海外の高級車に打ち勝つ競争力を身につけたといえる。高級車のHV市場が国内に定着することの意味は大きい。(鈴木正行、川上朝栄)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090715-00000097-san-bus_all