『無政府国家への道』紹介その3
第二章 社会は存在しない より
・社会は個人のように固有の選好をもたないし、それに動機付けられた行動もしない。個人的な選好、目的、行動だけが存在する。
・社会はそれ自体何もすることができないし、何も目指すことができない。
・実際、社会的目的あるいは社会的意思というのは国家と呼ばれる特殊な組織の目的を表している。
・国家=統制者は社会の何かある想定された集団的意思を実現するのではなく、人々を統制し、社会的メカニズムの自動制御機能を破壊する。それだけでなく、それ自体、危険なほどまでに統制を受けないでいられることにもなる。