アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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『無政府国家への道』紹介その2

第一章 集団的権利は神話である より

・民主主義において多数派の専制から保護される個人的権利とはどのようなものなのか。ユダヤ人を皆殺しにするとか、少数派の財産を収容するとかという多数派の決定にどう反対できるのか。

・古代のアテネの集会では単純な多数決によっては法を変えることはできなかったし、そのような提案をした人は告訴され罰せられることがあった。

・自由とは他人による強制がないことである。他の定義は皆あいまいで、不平等主義的で、自己破壊的である。

・私的所有は交換の自由と同義である。

・国家の行動様式は野生動物のそれと同じ、すなわち力である。このことは、不愉快な多国籍企業の商品を買わないことはできるが、国のサービスは拒むことができないことを考えればすぐにわかる。