アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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2008-08-02から1日間の記事一覧

『無政府国家への道』紹介その10

第四章 自由放任主義 より ・国家は物を統制すれば、それだけ人をも統制する。なぜなら、人は生きるために物を必要とするからである。 ・19世紀の自由放任主義経済学者であるギュスタブ・ド・モリナリは、郵便・輸送・通信・文化・慈善・道路・教育および貨…

『無政府国家への道』紹介その9

第三章 自由は秩序を生み出す(自由と権威) より ・社会主義者は自由と秩序、個人と社会を融和させることができない。かれらにとって、秩序、すなわち国家の目標は常に自由よりも優先するだろう。つまり、社会は常に個人よりも上位にあるだろう。 ・国家に…

『無政府国家への道』紹介その8

第三章 自由は秩序を生み出す(伝統と進歩) より ・国家の大望は人々の生活に絶えず大混乱を引き起こす。 ・収容、それは強制された進歩である。(空港や高速道路) ・所有権と結びついて、無政府状態は伝統と進歩を融和させる。 (第三章つづく)

『無政府国家への道』紹介その7

第三章 自由は秩序を生み出す(制限された国家) より ・もし国家が「公共財」を私企業よりもうまく供給することができると主張するなら、国家は市場の潜在的な、あるいは既存の競争を受け入れることによってそれを証明しなければならない。国家は自己の経済…

『無政府国家への道』紹介その6

第三章 自由は秩序を生み出す(契約と団体) より ・個人主義は自発的な社会主義を認める。契約に基づく社会は(ノジックが述べているように)、合意している成人の間の資本主義的行為を禁じる社会主義社会とは正反対のものである。 ・営利を目的とする(商…