限界労働者を島流しにするということ
いったい何を間違ったのか。世の中に仕事がないというわけではない。ある価格では必ず仕事は豊富にあるし、少しでもお金を稼ぐことはゼロよりいいことである。少なくとも面接の機会はどこかにあるはずだ。求職者の就業の障壁をリストにすれば長いものになる。会社に余裕がなくても強制される福利厚生や、採用と解雇に関する規制、法的義務遂行への不安、公立教育と現実の職場の需要のミスマッチなどもそれには含まれる。
そう、最低賃金というアホな法律である。これは人間の権利を侵害するものである。それは労働者が雇用者と直接交渉し、双方が合意する雇用条件で契約することを禁じているのだ。
Jeffrey A. Tucker
A BEAUTIFUL ANARCHY: HOW TO CREATE YOUR OWN CIVILIZATION IN THE DIGITAL AGE
"The Banishment of the Marginal Worker"
より