アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

★無政府資本主義の理論(経済学)◆リバタリアニズム▽海外リバタリアンの文献翻訳■時事問題・日常生活▼ロンドン暮らし

【悪法】公道+道交法:すべての道を「私道+自主ルール・課金制」で置き換えれば、共同危険行為を行なう者は分離され、同時に日本のドリフト・スポーツカー文化は世界最高レベルに花開くはず。

ブログで集会告知、ドリフト族84人を摘発

8月4日17時30分配信 読売新聞
 改造車で急発進や急転回を繰り返すドリフト走行を集団で行ったとして、警視庁は東京都足立区佐野、会社員岡島哲也容疑者(40)ら男女19人を道交法違反(共同危険行為)容疑で逮捕したと3日発表した。

 同庁幹部によると、岡島容疑者らは5月3日午前1時30分頃、大田区の大井ふ頭で、計13台の改造車を横滑りさせて危険な方向転換を繰り返した疑い。さらに同庁は、ドリフト走行に参加していた16~48歳の大学生や会社員ら男女65人についても、通行禁止の道路を走行したなどとして、同法違反容疑で摘発した。

 大井ふ頭では、「ドリフト族」と呼ばれる集団が週末ごとに暴走を繰り返しており、事件当日は、岡島容疑者が自身のブログで「大井ふ頭でドリフト族の集会を開く」と呼び掛け、大勢が集まったという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090804-00000379-yom-soci

「ドリフト走行」の「穴場」で起きた悲劇 見物の中3女子は時速40キロではねられた

8月1日10時4分配信 産経新聞
「ドリフト走行」の「穴場」で起きた悲劇 見物の中3女子は時速40キロではねられた
拡大写真
ドリフト見物の中学3年の女子生徒が死亡した駐車場=7月23日、兵庫県姫路市白国(写真:産経新聞
 兵庫県姫路市白国の市営駐車場で7月23日未明、同市内の市立中学3年の女子生徒(15)が、仲間の少年の運転する車にはねられて死亡する事故が発生した。女子生徒は、車を高速で横滑りさせる危険な「ドリフト走行」を見物していたという。姫路署は、車を運転していた無職の少年(16)を自動車運転過失致死と道交法違反(無免許運転)の容疑で、助手席に乗っていたとび職の少年(18)を道交法違反(無免許運転幇助)容疑で逮捕した。限界速度でカーブに進入し、激しくタイヤをきしませる「ドリフト走行」。一歩間違えば命まで奪いかねない“危険な遊戯”に熱中する「ドリフト族」の出没は全国で後を絶たない。現場周辺は、彼らの間で「穴場」として知られていたという。

 ■時速40キロではねる

 「駐車場で人が倒れている」

 少年の声で119番があったのは23日午前2時半ごろ。救急隊員が駆けつけたところ、少女が頭から血を流して倒れているのを発見。市内の病院に搬送したが、まもなく死亡が確認された。

 姫路署によると、少年らは事故当日、亡くなった女子生徒や、同じ中学に通う3年の男子生徒4人(いずれも14歳)を乗せ、山道を約1・5キロ上った先にある現場の駐車場まで2往復。午前1時半ごろから、駐車場に入り、1時50分ごろからドリフト走行をして遊び始めたとされる。

 少年2人はロータリーなどをぐるぐる回るように運転し、女子生徒らはそれを見物。少年らが女子生徒らに見せつけようと近づいていったところ、ハンドル操作を誤り、見ている女子生徒に向かって時速40キロぐらいで突っ込み、はねてしまったという。

 とび職の少年は、会社の先輩の軽乗用車を無断で持ち出していたという。

 ■ドリフトの「穴場」

 住民らによると、周辺の山道は、インターネット上でドリフトの「穴場」という評判が立ち、他府県からドリフト族が来ることもあった。彼らは夕方になると現れ、休日ともなると昼間から出没。過去には、暴走するバイクが近くの寺の参拝客にぶつかるトラブルもあったという。

 事故現場の駐車場入り口には、さくやチェーンなどはなく、誰でも自由に出入りできる状態だった。ドリフト族は一晩中走り続けることが多く、見物する若者らも大勢いるため、朝になると駐車場はごみだらけ。夏には花火の跡が、冬には雑誌などを燃やしてたき火をした跡があったこともあるという。

 そもそも山道の途中から駐車場までは、10年以上前から夜間の進入が禁止となっている。ただ、標識があるのみで監視や規制などはしておらず、事実上“野放し”に近い状態で、車が山道を自由に出入りし、走行していた。

 近所の主婦(55)は、「10年ぐらい前から、バイクがタイヤに空き缶を付けて火花を散らして走るようになった。その後ローリング族が現れ、やがてドリフト族が出没し始めた」と話す。

 周辺住民は長年にわたって車やバイクによる暴走行為と騒音に悩まされ続けていたという。「いつか、大きな事故が起こるのではないか」と心配する声も少なくなかったという。

 ■現場には花が…

 事故現場の駐車場には、女子生徒の友人や遺族が供えたのか、発生から一週間以上が経過した今も、花束や食べ物などが供えられ、痛ましい事故の名残をしのばせている。

 近所の人によると、事故後2、3日はバイクなどが現場を頻繁に訪れ、花を供えたり、手を合わせたりし、女子生徒を悼む姿が見られたという。 

 事故を受けて24日、県警や市の担当者らが現場を訪れ、今後の対策を練った。市の担当者によると、「広いスペースがあるのはドリフト走行を助長しかねない」として、駐車場を利用制限することを決めたという。今後、夜間は駐車場入り口にチェーンを設置して車の出入りを規制、近くの寺の住職らがチェーンの開閉をすることになった。

 県警は周辺の取り締まりの強化に乗りだし、すでに夜間にパトカーが現場周辺の見回りを始めている。市も暴走行為を禁止する看板を増やしたり、消えかけた白線を塗り直すなどの対策を早急に実施することも決めた。

 「事故が起こり、ようやく危険な行為に対して行政や警察が動いてくれることになった」と住民の一人。対策が効果を発揮し、痛ましい事故を防ぐのとともに、安眠できるようになることを期待しているという。

 しかし、住民の中には「チェーンで閉める際、ドリフト族がすでにいれば出て行ってもらえるかどうか…」と、不安を抱く人もいる。

 現場周辺で騒音をまき散らし続けたドリフト族。しかし、少女が死亡するという痛ましい事故が発生してからというもの、すっかり姿を見せなくなったという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090801-00000524-san-soci