【悪法】自民党やめて民主党に投票:小泉・竹中構造改革によって(消費者および他の生産者の犠牲の上に成り立っていた)既得権益が破壊されたのが契機。民主党に何も期待しないのなら、自民党に対する一種のしっぺ返し戦略か。
なんとかしろ!:09年衆院選 一気に押しつぶされるのは嫌--高橋常さん /岩手
7月22日13時2分配信 毎日新聞
◇盛岡 薬局経営・高橋常さん(77)
老舗薬局「厚生堂薬店」は終戦直後から盛岡市の桜山神社参道脇に店を構える。39歳で夫を亡くし、一人で店を切り盛りしてきた高橋常さん(77)は店番をしながら解散のニュースを見た。広さは5坪ほど。「今回ばかりは民主党に入れようと思っているんです」と静かに口を開いた。
取引先の病院や医師は自民党支持だった。だからずっと自民党に一票を投じてきた。考えが変わったのは小泉内閣の規制緩和で、薬がコンビニでも扱われるようになってから。売り上げは10年前と比べて半減、後継ぎの長男(52)や4人の孫たちの将来に不安を覚える。
長男と長女(49)を大学の薬学部で学ばせた。「小さな店でもそれぐらいやっていけた。今の収入ではとても無理」と嘆く。孫は薬剤師と違う道に進もうとしている。
でも、民主党に期待しているのでも、再びの規制強化を望んでいるのでもない。「ただ、一気に押しつぶされるのはたまらないの」。次世代が余裕を持って暮らせることを願う。【山中章子】
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自民党が大勝した05年の郵政選挙から4年。政権交代に関心が集まる中、雇用や医療、年金、子育てなど、岩手で暮らす有権者が政治に「何とかしてほしい」と願う課題は山積している。さまざまな思いを聴いた。
7月22日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090722-00000090-mailo-l03