アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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【悪法】アスベスト被害:会社を訴えるのはいいが、規制を怠ったとして国を提訴するのはおかしい

遺族が国とクボタを提訴=「アスベスト被害で死亡」-神戸地裁

7月21日19時49分配信 時事通信
 肺がんで死亡したのはアスベスト石綿)の危険性を認識しながら対応策を怠ったのが原因などとして、兵庫県内に住む2遺族計4人が21日、国と機械メーカー大手「クボタ」(大阪市浪速区)を相手に、慰謝料などを求める訴訟を神戸地裁に起こした。
 訴状によると、2004年に62歳で死亡した男性は、1961年から67年の間、孫請け会社でクボタ旧神崎工場兵庫県尼崎市)に石綿を搬入する作業などを行っていた。作業中に破れた袋から漏れ出した石綿を吸引、肺がんや転移性脳腫瘍(しゅよう)と診断された。クボタが実質的に作業を指示していたとして、国は健康被害を防ぐ規制を怠ったとして、両者に計約4600万円を請求している。
 また、97年に56歳で死亡した男性は、68年から97年にかけ尼崎市で溶接作業などに従事。国が規制を怠ったため、作業着などから石綿が飛散し、肺がんや転移性脳腫瘍になったとして、国に約6700万円を請求している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090721-00000150-jij-soci