アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

★無政府資本主義の理論(経済学)◆リバタリアニズム▽海外リバタリアンの文献翻訳■時事問題・日常生活▼ロンドン暮らし

サッチャーを殺したいと思っているイギリス人はたくさんいるよ。

サッチャー以前のイギリスは働かなくても食えて遊べるいい社会だったそうだ。

<国からお金をもらって大学に行き、その後も働かず、読書にふけり、夜はクラブで音楽を楽しみ、その後朝まで友人と討論を繰り広げ、昼間はひたすら寝る。・・・たまに海外旅行にいって、飽きたらまたイギリスに戻ってくる。> <70年から80年代のイギリスの若者はみんなそうやって、くらしていたのだというのです。> <その当時、彼が国からもらっていたお金は、週に30ポンド。30ペンスでパブで一杯のビールが飲めた時代にです。なので、本当に充分に暮らせたわけです。> <なので、「だったら、働かなくていいや!」という考えになっていったようです。>

藤城真木子コラム 83 パーセント!!
http://www.macky-web.com/column_art.php?id=302

今パブでビールを飲むとだいたい3ポンドだから週に300ポンドもらう感覚。ロンドンで部屋を借りても余裕で生活できる額だ。日本だったら週5万円ぐらい。最高税率80%で「システマティックな再分配」を行えばこんなもんなんだろう。上のほうの人たちにとってはとんでもなくひどい社会である。だが誰にとっても働くのが馬鹿馬鹿しい社会というのは原資がなくなるので維持できない。

表題はこのコラムの最後から。本気でイギリスの共産主義を滅ぼそうとしたサッチャーは急激な政策転換で小泉・竹中の比でない恨みを買った。