アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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歴代大統領がリバタリアン

L@Jでポーランドの首相がハイエキアンであるとのMisesの記事が紹介されていたが http://libertarian.seesaa.net/article/113898468.html 偶然同じ日にお隣チェコ(今年前半のEU議長国だそうだ)の歴代大統領がなんとすべてリバタリアンであることを知った。 ジョン・マクミラン『市場を創る』p.9より
チェコの劇作家であり、共産主義時代の勇敢な反体制活動家で、その後、チェコが計画経済を廃止するときに大統領となったヴァッツラフ・ハヴェルは、市場と市場に代替的な制度とを比較する資格を持つユニークな立場にあった。彼は「私の信念は中道左派であったにもかかわらず、私はいつでも、うまく機能する唯一の経済システムは市場経済であることを知っていた」と述べた。市場経済は唯一の自然な経済であり、理にかなった唯一のものであり、唯一繁栄をもたらすものである。なぜならば、それが生活それ自体の本性を反映した唯一のものだからである。生活の本質は、無限かつ神秘的に多様な形態をとっている点にある。それゆえに、その豊かさや多様性は、どのような中央集権的知性によっても包含されたり、計画したりすることはできない。」(太字anacap)
(ところでハヴェルは安部公房のファンとのこと。) (続く)