私がアナルコキャピタリストになるまで4
一方でインターネットが生活の中に浸透していた。ウェブサイトを作り何かを多くの人に伝えることが可能になっていた。ゲーム理論のサイトを開設したところ反響があり、どんどん充実させていくことになった。そこであの三原麗珠さんから教材として使いたいというメールを頂き、同時に彼のサイトを知った。
その非常に啓蒙的なサイトでリバタリアニズムというものの存在を知る。だが存在を知ったときには名前を知らないだけですでに私はシカゴ学派に影響されたリバタリアンであった。そしてそこで「社会科学を学ぶすべての学生に読んでほしい」と紹介されていたのがDavid D. Friedmanの The Machinery of Freedom なのである。
それからリバタリアニズムの勉強を始めた(同時に法と経済学も)。関連する本や海外のサイトにあたり、シカゴ以上に市場派なオーストリア学派(ロスバードのファロウワーたち)についても知るようになった。
(続く)