アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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ロンドンの物価 ~新聞編~

地獄の箴言経由で新聞の宅配問題というサイトを拝見した。なるほど宅配制度というのは巧妙に作られたカルテルなのだ。各新聞社は消費者と無期限の契約をし休刊日には一斉に休む。これではなかなか競争が起こらない。お客をネットにもっていかれるのも当然である。

新聞の種類が少ないのは元をたどれば戦時中1942年検閲を簡単にするための1422紙から55紙への統合だったという。これは全国紙と県で最大の地方紙だけを残したということだろう。また大新聞は大テレビと結びついている(スポーツ紙まで!)。多少メジャーで独立的なのはゲンダイと東スポぐらいのものではないか。

イギリスが日本よりいいものとして新聞が挙げられる。オフライセンス(街のあちこちにある小さな食料品店のこと。こちらのコンビニ的存在)には大衆紙から高級紙まで10~15ぐらいの新聞が置いてある。オフライセンスというのは酒を売ってない場合まで含めて総称「ニュースエージェント」というぐらいである。

さらに近年のロンドンでは新聞はタダが基本になってきているようで競争が激しい。ロンドンに来て驚くのは地下鉄で誰もが新聞を読んでいるということである。これらはメトロかライトかフリーロンドンという駅構内・周辺で配られている無料紙だ。こういう状況では安くていいものが手に入ると推測できると思う。

以下はロンドンで普通に手に入る新聞のリスト。ちなみにこれらすべての新聞に「数独」のコーナーがある。たぶん。

重要紙

Daily Telegraph

Financial Times

Sunday Times

The Guardian

The Independent

The Times

大衆紙

Daily Express

Daily Mail

フリーペーパー

Metro

London Lite

thelondonpaper

タブロイド

Daily Star

The People

The Daily Mirror

The Daily Sport

The Sun

Evening Standard

参考:イギリスの新聞