アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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Take That - Greatest Day | CIDとPrivatopia

先のエントリで紹介した資本主義のトラックに出てくる「私有コミュニティ」というのは、マンションのような小さいものだけを意味するのではなく、高い警備機能を備えた住宅地であるゲーテッドコミュニティ、さらには無政府資本主義社会における私的保護機関(民営の地方自治体)までの広いイメージをもった言葉です。これは六本木ヒルズから無政府国家という以前に書いたものを見ていただくとよくわかると思います。

PRIVATOPIAさんではサイト名の由来とともに、アメリカの政治学エヴァン・マッケンジーによる著書『プライベートピア』が紹介されています。

この中でCIDとはCommon Interest Developmentの略で、無理に訳せば「共益住宅地」となります。ゲーテッドコミュニティは警備の意味に重点が置かれた集合住宅ですが、CIDは自治体寄りのもっと広い住宅概念です。むしろ住宅より私的自治に重点があるので「私有自治体」というのがいい訳ではないかと思います。

A COMMON INTEREST DEVELOPMENT (CID) is a type of housing which combines the individual ownership of private dwellings with the shared ownership of common facilities. The common facilities can range from roads and water systems to clubhouses, swimming pools and even 18-hole golf courses. CIDs provide a system of self-governance through a community association, sometimes called a homeowner association. The association has the authority to enforce special rules called CC&Rs (covenants, conditions and restrictions) and to raise money through regular and special assessments.

CIDとは住宅地の一タイプで、私有住宅に関する個人的な所有権と共用施設に関する集団的な所有権が結合された住宅地のことである。ただしここでいう共用施設とは道路・水道からクラブハウス・スイミングプール・18ホールのゴルフコースまでをも含む。CIDは自治会(住宅所有者組合と呼ばれることもある)による自己統治システムを供給する。その自治会はCC&R(各種の契約・制限条項)と呼ばれる特別なルールを執行する権限、また定期的・臨時的に諸経費を徴収する権限を持っている。

http://www.chetboddy.com/Pages/commoninterest.html

・マッケンジーは,CIDを管理する住宅所有者組合(HOA:homeowner associations)が,ルールの制定や執行,公共サービス(警察,照明,ゴミ,道路の管理)の提供などを通じて,既存の公的政府に代わる「私的政府」として権能を振るっている実態を明らかにしている。

・「privatism(プライヴァティズム)」と「utopia(ユートピア)の合成からなるこの言葉は、エベネザー・ハワードが『明日の田園都市』で意図したユートピア構想がアメリカに渡りprivatismと結合した結果CIDが誕生した過程をうまくとらえていると言えるだろう。

・マッケンジーが「プライベートピア」という言葉で表現しようとしたのはアメリカの集合住宅についてであり、しかも彼はそこにある種のアイロニカルなというかむしろ否定的なニュアンスを込めている。しかし、ぼくはこの言葉をもう少し広い文脈で、また肯定的なものとして使いたいと思う。それはぼくが今の日本に必要なのはあらゆる領域における徹底的なPrivatization(私有化)であると考えているからだ。昨今の不況のなかで政府の役割ばかりが声高に唱えられているが、このブログではそうした主張に対する一つのアンチテーゼを提供できればと思っている。

http://d.hatena.ne.jp/slumlord/20090613/1244921853

私もprivatopiaとはむしろアナルコキャピタリズムの世界観をうまく表現したいい造語だと思います。

今日紹介するのはTake That - Greatest Dayです。
Wikipediaによると

テイク・ザット(Take That)はイギリスのボーイバンド。マンチェスターで結成され、ポップ・ミュージックの先駆者として認められており、後のバックストリート・ボーイズ、スパイス・ガールズ、5ive、ウエストライフなどのポップ・グループ、そしてボーイズバンドの流行を作った。1990年から1996年の間に2500万枚を売り上げた。1991年に初めてシングルをリリースしてから解散する1996年までの間イギリスのテレビ局、BBCでは「UK音楽史上、ビートルズ以来、最も成功したバンドで老若男女問わずに愛されている」とたびたび報じられたほど。

2005年に再結成され、この曲は2008年のものです。


Take That - Greatest Day

Today this could be the greatest day of our lives
Before it all ends, before we run out of time
Stay close to me
Stay close to me
Watch the world come alive tonight
Stay close to me

Tonight this could be the greatest night of our lives
Let’s make a new start
The future is ours to find
Can you see it
Can you see it in my eyes
Can you feel it now
Can you hold it in your arms …. tonight
Tonight
Take That Lyrics - Greatest Day on lyrics-celebrities.anekatips.com

Oh stay close to me (Hold On)
Stay close to me
Watch the world come alive tonight
Stay close me

Ooh hold your head high, (Hold On)
Arms open wide
Yea the world starts to come alive when you stay close to me

Today this could be the greatest day of our lives
Today this could be the greatest day of our lives

Ooh and the world comes alive and the world comes alive and the would comes alive oh oh oooooh
Stay close to me (and the world comes alive) hold on
Stay close to me (and the world comes alive)
Watch the world come alive tonight stay close to me (Hold on)
oh stay close to me and the would comes alive stay close to me and the world comes alive

watch the world come alive tonight (stay close to me) oh oh ohoooo