アナルコ・キャピタリズム研究(仮)

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白人と黒人を恐れる

Tubeの乗りつぶしを進めている(2008.10.15記事参照)。昨日はCentral LineをBankから東の終点Eppingまで乗った。ロンドン中心から北東へ行く路線だが、発見したことは有色人種率が劇的に低いということ。Leytonあたりから乗客はほとんど白人になっていた。それを意識したときある種の怖さを感じたが、自然な人間の感覚だろうと思った。ロンドンはむしろ人種ごちゃまぜだから不安を感じないのだ。

帰りはStratfordで降りJubilee LineでLondon Bridgeまで行った。(この区間は1999年のJubilee Line Extensionでできたもので各駅が新しく、とくにCanary Wharfはとても近未来的なデザインになっている。)駅近くのパブで一杯飲んだ。ブリジット・ジョーンズはこの辺に住んでいるという設定だが、たしかに30前後・独身の白人男女が多いように感じた。

Bridget Jones's Diary
http://www.youtube.com/watch?v=vp08csjN_xI
一瞬写るパブの上がブリジットのフラット(The Globe Tavern, SE1 9AL)

9時近かったがNorthern Lineで南へ。おそらく最もファンタジーな駅名のElephant & Castle(ロンドンブリッジ上から城を背負った象を雲の中に見たという民話)、またBankと並んで最も駅名が短いOvalを通過しながらVictoria Lineの終点Brixtonで降りた。ここは黒人が多く、ロンドンのドラッグのメッカとして知られ、過去三度暴動が起きたところで、当然ロンドンで最も治安が悪い地域とされる。発砲事件が週に平均3回起きていた頃もあったそうだ。

駅を出た瞬間、たしかに圧倒的な黒人率を感じたが、立ち止まって冷静に数えてみるとそれほどでもない、たかだか3割ぐらいではないか?それでもロンドンの平均が10%だから3倍はある(実際は24%とのこと)。(びくびくしながら)駅前を歩いてみたあと、チャイニーズの店があったので入り£3.80のシンガポールバーミセリを食べた。たぶんロンドン一安い店だと思うが味とサービスは悪くなかった(The Speedy Noodle, SW9 8EN)。